私を成長させてくれた職場のため、
今、現場でできることを。

製造本部
2008年入社

畑 克司馬

Recruit TOP Interview06

野球がつないだ、
日亜鋼業との縁

日亜鋼業に入社を志望した動機としては、軟式野球部の存在が大きかったです。地元兵庫県で、高校までずっと硬式野球をやっていたので、軟式は勝手がわからないながらも、強豪である日亜でチャレンジしてみたいと思ったんです。私は入社後2年半ほどAチームでプレイしていましたが、当時は、平日の終業後や週末をすべて野球に捧げる毎日。学生野球の生活のまま社会人になったような感覚でした。この2年半の間に、国体出場のメンバーに選ばれて優勝を果たしたのは今でもいい思い出です。
その後、結婚し子どもができたのを機に野球はしばらくお休みすることにしました。同時に部署も配置変えになり、現場の製造ラインに関わるようになりました。それまで機械の操作なんて経験したこともなかったので、わからないことだらけ。50代のベテランの先輩に、ものすごく知識と経験豊富な方がいたので、その方が定年退職されるまで5〜6年はそばについて学ばせてもらいましたね。

海外製の最新機器導入に関わった、
貴重な経験

今の業務内容は、三次加工品の製造ラインにおける機械オペレーションや保全メンテナンス、工程管理などです。今の部署での印象的なエピソードというと、2011年に獣害予防柵を製造する機械の導入に関わった経験が真っ先に思い浮かびます。それはSGクロスという機械で、ニュージーランドから輸入したものでした。機械と一緒にニュージーランドからメーカーの担当者が来られて私たちもレクチャーを受けたのですが、もちろん言葉はすべて英語。社内で通訳のできるスタッフに助けてもらいながらでしたが、それまで野球ひと筋だった自分にとって、あの時得た経験はとても大きいものだと思っています。
振り返ればあれから10年以上が経ち、私も後輩を指導する立場になりました。私の部署では、金網製造に関係する4つのラインが稼働しているのですが、50〜60年前の古い機械もあり、機械ごとにクセが違うので気を使います。今は機械の知識を深めることが面白く、やりがいにつながっています。勤務は日勤と夜勤を1週間ずつ交代でこなすのですが、時には夜勤明けに、子どもの授業参観に行ってから帰宅するなどということも可能。時間の使い方は工夫次第だと思います。

若手とベテランをつなぐ
橋渡し役として

今の部署は、高校を卒業したばかりの10代の若手から50代60代のベテランまで、年齢層はバラバラですが、コミュニケーションはとりやすいです。世代が違えば価値観や考え方も違いますが、そこで自分たちのような世代が橋渡し役になれたらと思っています。自分が新人だった頃は、ベテランと若手のギャップを埋めてくれる30代の中間層が不在で、そういう先輩がいたらいいのに、と常々思っていました。今は30代も増えて組織のバランスが良くなっていると感じます。私たちが潤滑油になってうまく仕事を回しながら、上の方々が持っているノウハウを下に伝えていければ、会社全体の技術の底上げにもつながると思っているんです。
これから入社する方たちに伝えたいのは、コミュニケーション力と柔軟な適応力を大切にしてほしいということです。そしてそれは一朝一夕に身につくものではなく、3年ぐらいがむしゃらにやってみて、ようやく見えてくるものではないでしょうか。私も新人の頃は、人の懐に飛び込むのが下手で、自分の殻を破るのに苦労したから余計そう思いますね。