日亜鋼業の技術情報

商品技術開発の歴史

当社の技術開発について

当社は創業開始時から線材二次加工の総合メーカーとして変わりゆくニーズに沿った製品を開発してきました。約1世紀に渡り積み重ねてきた当社の独自技術により、多種多様な製品が誕生しました。
主力のめっき線分野では国内最大規模の連続溶融亜鉛めっき設備や連続着色亜鉛めっき設備、3種類のめっき炉を有しており、フェンス、土木建築、自動車、産業機械など用途に適した線材製品をご提供しております。
また自動車向け異形線や土木建築用のボルト製品、獣害柵などの三次加工品も豊富に取り揃えており、一貫製造だからこそ可能な生産プロセスの最適化を行うことで盤石な生産体制を築いてきました。
さらに近年では環境に配慮した自動酸洗設備の導入や厳格な品質要求を支える各種センシング技術、操業監視システムなどデジタル技術の開発にも注力しております。国内トップメーカーとして常に先を見据えた技術開発を行うことで、日亜鋼業ならではの高付加価値製品を提供してまいります。

History 01

発足

1970

製造品種の拡大

Background 背景

発足当初はデフレ政策の影響により国内不況が続く一方、輸出に関しては比較的好調でした。創業開始時から製造していた、針金・鬼針・釘の3品種に関しては、東南アジア・北米・南米など各方面で輸出量を伸ばしました。
また、現在も販売している硬鋼線や鋼より線、高力ボルト、獣害防護柵などもこの時期に製造開始されており、鉄鋼二次加工総合メーカーとしての日亜鋼業を形作った時代です。

Product Development 製品開発

  • 亜鉛めっき鉄線(普通線材製品)

    亜鉛めっき鉄線は、土木・建築、自動車・産機など幅広い分野で使用されており、お客様のほとんどが加工メーカーであることから、求められる製品も様々。高強度化・高耐食性・良加工性など、時代とともに変化する需要に応えてきた弊社を代表する製品です。

  • 鋼平線・異形線(特殊線材製品)

    鋼平線は主に自動車部品などに使用されており、汎用製品ではなく特殊仕様が多い製品です。弊社では材料選定から平圧加工までを一貫生産で行うことで、高品質かつ経済性の良い製品をご提供しております。

History 01

1970

1990

高付加価値製品の開発強化

Background 背景

当時は国内需要は停滞しており、円高の影響もあって輸出事業も低迷、他の輸出国との競争が激化していました。そこで従来の汎用品ではなく、新規需要開拓を目的とした高付加価値製品の開発が進められました。中でも耐食性を大幅に向上させた亜鉛めっき鉄線や、日本で初めてJIS表示許可工場となった着色塗装亜鉛めっき鉄線:サンカラーワイヤー など弊社の特徴ある製品が開発されました。他にも、サントルクボルトや溶融亜鉛めっき高力六角ボルトなど、現在の鋲螺部門の主力製品もこの時期に製造開始しています。

Product Development 製品開発

  • サントルクボルト【STボルト】(鋲螺線材製品)

    サントルクボルトは、高力ボルト接合用部材として長年にわたって使用されてきた弊社のトルシア形高力ボルトです。建築基準法第37条に基づく指定建築材料として国土交通大臣認定を取得しており、同法の適用を受ける建築鉄骨への使用が可能です。

  • ハイテンバーブ(三次加工製品)

    日亜ハイテンバーブは高張力線を用いたリバースツイストタイプの有刺鉄線であり、国内市場では未知の製品でしたが、従来品に比べて高強度、軽量化、良施工性、高耐久性と、当時の有刺鉄線の常識を覆しました。

History 01

1990

2010

特殊製品の開発

Background 背景

高付加価値品が浸透してくる中、従来の製品仕様では対応できない用途やニーズが増えてきました。さらに海外からはコスト競争力のある製品が輸入されてきたことから、更なる付加価値を持った製品が求められました。需要家のニーズに応えて市況影響の少ない製品を探求した結果、様々な特殊用途品が開発されました。

Product Development 製品開発

  • サンAZワイヤー(普通線材製品)

    サンAZワイヤーは、従来の亜鉛めっき鉄線と比べて高耐食かつ良加工性を併せ持った亜鉛-10%アルミ合金めっき線です。その特徴から腐食環境の厳しい場所や加工性が求められる部品など、土木建築・自動・産機など幅広い分野で活躍しております。弊社のサンAZワイヤーを用いた先めっき溶接金網【ハイパープレメッシュ🄬】は、高耐食を有する土木建築材として全国各地で使用されております。

  • タイトクロス🄬フェンス(三次加工製品)

    タイトクロス🄬フェンスは、国内では弊社でしか製造できないロール型の獣害防護柵で、縦線・横線を固定するために結束線が用いられています。使用材料は全て自社製であり独自の設計が可能なことから、高強度・高耐食性・良施工性など他のフェンスにはない特徴を持っています。

History 01

2010

現在

近年の製品開発

Background 背景

近年では製品の機能性向上だけでなく、ライフサイクルコストや環境負荷の低減なども求められております。当社では、製品の高耐食化・軽量化・工程省略などをご提案することで多種多様なニーズにお応えしております。

Product Development 製品開発

  • タフガード🄬マイルド(普通線材製品)

    タフガード🄬ハード(特殊線材製品)

    タフガード🄬シリーズ*は、亜鉛にアルミニウムとマグネシウムを添加した新しいめっき線です。従来品である亜鉛めっき線の10倍以上の耐食性を有することから、耐用年数が長くなりライフサイクルコストの低減が可能となりました。

    ※タフガードは日本製鉄株式会社の登録商標です。

  • サンメッ筋🄬(普通線材製品)

    サンメッ筋🄬は、後加工が可能な溶融亜鉛めっき異径コイル鉄筋です。従来の溶融亜鉛めっき鉄筋では加工後に溶融亜鉛めっきを施す必要がありましたが、本製品はすでに加工性の良い亜鉛めっきが施されているため、ユーザー様での工程省略が可能となりました。また、最大2tまでの大単重コイルを実現することで加工時のロスも減り、物流コストの低減化にも繋がります。

  • SGクロス🄬フェンス(三次加工製品)

    SGクロス🄬フェンスは、従来品であるタイトクロス🄬フェンスよりもさらに軽量化された新しい獣害防護柵です。弊社の獣害防護柵は全てロール状であり、人の手で持てる重さに調整されたフェンスは山間部などの重機が入りにくい場所でも施工が可能です。

  • フォレストクロス🄬フェンス(三次加工製品)

    アンダープロテクト🄬フェンス(三次加工製品)

    獣害防護柵分野での長年の経験を活かし、山林向けフォレストクロス🄬フェンスや既設防護柵をさらに強化するアンダープロテクト🄬フェンス、これらは獣害対策に悩まされているエンドユーザー様の声を元に開発されました。